モラルBOX日記

【弥富市教育委員会】広島へ行くことで学ぶ~戦争・平和、そして命~

公開日
2025/12/11
更新日
2025/12/11

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)




















弥富市では心の教育推進に向けて、平成23年度より「広島研修」を実施しています。本事業は、「将来、国際社会を生きる生徒に、平和と人権を尊重し世界恒久平和の実現に向けて貢献する意欲や実践的な態度を身に付けさせ、自他を尊重し合い、日本の社会や文化に対する理解と愛情を深めるとともに、国際理解や国際協調の精神を養う」ことを目的としています。被爆地である広島へ、市内の中学校に通う中学2年の全生徒を派遣して、広島で実際に見たり聞いたりする体験を通して、戦争の悲惨さや怖さ、命の尊さを理解し、平和な世界に向かって進む力を育てる取組です。



 本年度も、10月29・30日に弥富中学校、10月30・31日に弥富北中学校が広島を訪問しました。平和記念公園や原爆ドーム、平和記念資料館の見学、被爆ピアノコンサートを通して、戦争や平和について、真剣に学び、直に感じる姿が見られました。



事後の感想では、「戦争の恐ろしさや平和について真剣に考えていくことの大切さを心から感じることができた。広島研修をきっかけに、これからの人生にいつでも平和について考え、自分のすべき行動は何か理解し行動していきたい」「現地に到着してから出発するまで様々なことを考え、感じることができた。これは僕たちが世界平和を願い、世界平和を実現させるために大切なことだと思った。この経験を活かし、今後の生活、そして将来どう生きるかを考えることができた」などねらいに迫る感想が多く見られ、広島研修を通した平和教育が子どもたちにとって、貴重な学びの場となっています。



広島での学びの成果については、市の広報紙に研修レポートとして記事を掲載したり、市本庁舎に学習のまとめを展示するブースを設けたりして、市民にも広く発信をしていきます。令和8年度の弥富市青少年健全育成推進大会でも中学生が発表します。