【みよし市教育委員会】みよし市立緑丘小学校の取組
- 公開日
- 2025/12/11
- 更新日
- 2025/12/11
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
みよし市立緑丘小学校は、「学び合い、学びを深める」授業づくりに取り組んでいますが、この現職教育の取組を土台として、令和7年度より「よりよい生き方を実践する力を育む道徳教育の推進事業」として、畿央大学大学院教授 島恒夫先生をお招きし、道徳教育の推進に取り組んでいます。よりよく生きるための基盤となる道徳性を養うために、授業力向上に力を入れています。その他にも、こどもの関わる力を支える対人関係のスキルの定着やよりよい人間関係を築く力を養うことを目指す「にこトレ」や、地域とつながる取組として、「親子道徳」や「道徳だより」など、様々な面から道徳性を養うための活動を行っています。
今回は取組の一つである「親子道徳」について紹介します。年間3回行われる授業参観のうち、1回は全校で親とこどもがともに道徳的価値について考え合う親子道徳を実施し、保護者も話し合いに参加しました。2年生「わたしたちの校歌」(C:よりよい学校生活、集団生活の充実)では、教材を通して校歌に込められた願いを知ることで、自分の学校を一層好きになりこれから楽しく学校生活を送ろうとする心情を育てることをねらいとしました。保護者の中には卒業生も何名かいらっしゃり、自分自身がこどもだった頃の記憶と重ねながら、こどもたちと一緒に考え合った校歌の願いをしみじみと噛みしめている姿がありました。事前に保護者にインタビューをして当日を迎えたことで、校歌に込められた願いについて「みんな仲良く」「元気に育つように」「地域を大切に」などの意見がこどもたちから出ました。そして、最後に思いを込めて校歌を歌うことで、保護者からは「これからも校歌に込められた願いを大切にしながら、伸び伸びと育ってほしい」という感想が届けられました。
授業後にとった保護者アンケートでは、「自分たちも考えがまとまらず、ほかの参加者と話し合いながら帰路についた」と学校外にまで道徳の問いが広がりを見せたり、「自分とこどもの考えが違い、その考えの違いが面白いし、そのような考えがあるのかと感じた」と保護者の考えにも刺激を与えたりするなど、親子道徳の良さを実感することができました。