モラルBOX日記

【小牧市立三ツ渕小】私たちの米作り体験

公開日
2014/03/19
更新日
2014/03/19

ちょっといい話

 6月になると学校田から児童の元気な声が聞こえてきます。ぬかるんだ田んぼの中に足を踏み入れたときの声です。30年以上続く「米作り体験」の始まりです。米作りを体験させることにより、勤労・生産の喜びや季節感を味わってほしいという願いから続けています。
 田んぼボランティアの指導のもと,一列に並び,苗を2,3本ずつ植えながら後ろへ下がっていきます。高学年ともなれば,慣れた手つきで田植えをする児童も多く,あっという間に苗の列で埋め尽くされます。秋になると,低学年の児童が見えなくなるほど大きく育った稲で埋め尽くされます。10月の晴れた日,全校で稲刈りをします。1年生は6年生とペアになり,鎌の使い方から稲の刈り方まで丁寧に教えてもらいながら,初めての稲刈りを体験します。脱穀は,田んぼボランティアさんとお母さんたちが協力してくれます。そして11月,地域の方やPTAと一緒に,とれたお米で餅つき(収穫感謝祭)を行います。つきたての餅に6年生とお母さんたちが,あんこときなこをつけてくれ,これをみんなでおいしくいただきます。3月,とれた餅米を赤飯にし,6年生の卒業を祝います。
 1年を通して,全校児童が楽しみにしている米作り体験を行うことができるのも,日頃から,稲の状態の確認や,児童への米作り指導をしてくれる地域のボランティアの方や保護者の力なくしては行えません。30年以上続く米作りを親子2代で体験している家庭も多く,いつかこの田んぼで,お手伝いをしてくれる日がくる子もいるでしょう。こうして,私たちの米作り体験は繋がっていきます。

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