【大府市立大府小】子どもたちのために汗を流す「とうちゃんず」
- 公開日
- 2015/05/21
- 更新日
- 2015/05/21
ちょっといい話
平成22年に大府小学校に「とうちゃんず」が誕生しました。その名の通り,お父さんたちで結成したボランティア隊です。
大府小学校は明治6年開校の市内でも一番歴史のある学校です。現校舎は昭和39年竣工されましたが,老朽化のため校舎のあちこちが傷み,子どもたちの安心・安全な生活が損なわれつつありました。
そこで,子どもたちの通う学校の生活環境を豊かにしようと,お父さんたちが立ち上がりました。結成以来,校舎,廊下,昇降口や体育館,プールの塗装をはじめ,なわとびジャンプ台・丸太遊具・一輪車スタンド・紙芝居収納箱・ざら板などの製作に取り組んできました。これまで5年間の活動で,学校の生活環境が年を追うごとに整備されています。
結成4年目の夏には,「とうちゃんず」で大府市の夏祭り出店に挑戦しました,販売した焼うどん,焼き鳥は好評で,黒字経営となりました。収益で鉛筆削りやデジタルカメラやを購入し,子どもたちにプレゼントすることができました。
5年間の集大成として、薄暗くて不審者の侵入もあった体育館東側を憩いの場所にしようと、遊歩道「こもれびの道」を製作しました。体育館東側は長年にわたり土砂がたまり,雑草が生い茂り,子どもたちも踏み入れることができなりました。その場所を遊歩道として甦らせようと,草を刈り,土砂を運び出し,ブロックを積み,アスファルトを敷く作業を1年かけて行いました。今は,子どもたちの往来だけでなく、運動会の日に家族で昼食を食べる光景もみられる憩いの場所になっています。
6年目に入る今年度は,子どもたちが農業体験できる場を提供しようと「とうちゃんず農園」計画が動き出しています。農園で育った農作物を子どもたちがうれしそうに収穫する姿が思い浮かびます。
今後も,子どもたちのために汗を流し続けるお父さんたちの姿を見続けられるといいなと思います。