【豊橋市立石巻中】長い伝統を今年度も受け継ぎました!
- 公開日
- 2015/08/24
- 更新日
- 2015/08/24
ちょっといい話
石巻中学校では、昭和3年から、学校の敷地内でお茶の木を栽培しています。
毎年5月に、全校生徒が茶摘みを行っています。1〜3年生の縦割り班で行い、先輩や後輩との交流を楽しみながら、丁寧にお茶を摘みます。摘んだお茶は製茶工場へ運び、製茶してもらいます。できあがったお茶は給食の時間においしくいただいています。地域でお世話になっている方にもプレゼントしており、毎年大変喜んでいただいています。また、本校3年生の生徒を対象にして、講師の方をお呼びして手もみ茶づくりの体験を行っています。お茶の葉を摘むところから、「蒸し、葉振い、回転もみ、玉解き、もみきり、転繰もみ、こくり」というすべての工程を手作業で行い、お茶をつくっていきます。「にがかったけど、自分たちでつくったお茶はおいしかった。」という感想が多く寄せられます。
本校では、さまざまな行事やボランティア活動を通して、生徒と地域とのつながりを大切にしています。この手もみ茶づくりも、生徒と地域の橋渡しをしてくれています。長い歴史の中で、地域の大先輩や父母のかたがたもお茶の木の栽培や茶摘み、手もみ茶づくりを体験してきました。お茶の木が育つように、適時草とりや水やりなどの世話も行っています。これからもこの長い伝統をもつ活動を継続していきたいと思います。そして、植物や伝統を大切にすることで生徒の心も育つと考えています。