モラルBOX日記

【豊田市立佐切小】優しい思いを届けよう「キラリカード」

公開日
2015/09/02
更新日
2015/09/02

ちょっといい話

 佐切小学校では「キラリと輝く人」「友だちのいいところ」「がんばっている姿」を紹介する活動を行っています。
 すこやか委員会(児童会)が自分たちでデザインをして作った「キラリカード」を,各教室などに置いて友だちのいいところを書き込めるようにしています。ふだん何気なく見過ごしてしまうようなことにも気づいて言葉を書き込んでいる子どもたちです。「○○してくれてありがとう」「○○をしていてすごいね」など,たくさんのカードが書き込まれています。
 キラリカードは,子どもたち同士だけではなく,校長先生や先生方,公務手さんや動物たちへも書いています。
 ここで「ちょっといい話」
 育てているヤギのララが体調を崩した時のことです。子どもたちは,とても心配して側に寄り添ったり,水やエサを口までもっていったりしました。休み時間になると,急いで外にいるララの所まで駆け寄って「ララ。大丈夫?」「ララどこが痛いの?」「ララ・・」
 ずっと,声をかけていました。いつもなら「メー」と,鳴くララですが,元気がなく答えてくれません。点滴を打ってもらったり薬を飲んだり,ララにとって苦しい日が続きました。少しずつ声が出るようになり,エサも小さな口で食べることができるようになってきました。
 ある日,ララへのキラリカードが届きました。「ララ、元気になってくれてありがとう。ララが一生懸命動こうとしていて,私も頑張ろうと思ったよ!いつもありがとう。」
言葉にすると,少し照れくさいこともカードに書くと温かい気持ちで相手に伝わることを子どもたちは知っています。それが文字を読めないララにも,きっと子どもたちの優しい気持ちが届いたと思った瞬間でした。