モラルBOX日記

【江南市立布袋北小】異学年交流

公開日
2015/09/30
更新日
2015/09/30

ちょっといい話

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 本校では,「コミュニケーションを図る」「他者理解,自己肯定感,貢献意欲を高める」という目標で,異学年交流の活動を行っています。今年は,1年生と6年生,2年生と4年生,3年生と5年生が交流学年になり,1年間一緒に活動を行います。
4月,お互いのペアを確認し,ペア活動の意欲を高めるために「名刺交換会」を行いました。児童がペアになる子にメッセージを書いたり,きれいに色塗りをしたりしてペアの児童と交換します。自分の知っている子がペアになる子もいれば全く知らない子とペアになる子もいます。しかし,どの児童も1年間の活動に思いを馳せ,丁寧に名刺を完成させていました。「1年間よろしくね。いっぱいお話しして,仲良くなろうね」などのメッセージとともに,6年生の男児が,ペアの1年生女児のために普段は好んで使用しないピンクやオレンジの色鉛筆できれいに色塗りをする姿が印象的でした。名刺交換の時には,それぞれの児童が相手のことを思いやった心のこもった名刺を交換することができました。
6月の読書週間の期間中には,「ペア読書」と銘打って,年上の児童が読み聞かせをしたり,一緒に読書をしたりする活動を行いました。3年生とペアを組んでいる5年生の児童は図書館でさまざまな本を手に取り「3年生だったら少し長い文の本がいいかな」とペアの3年生の児童にふさわしい本を熱心に選んでいました。また,「先生,3年生が聞きやすいのはこれくらいの速さかな」と尋ねるなどして,より楽しんでもらおうと繰り返し読む練習をしていました。また,読んでもらった3年生は熱中して読み聞かせを聞き,「楽しかった」と言って嬉しそうでした。3年生の児童に喜んでもらえ,恥ずかしそうにしている5年生の姿は微笑ましいものでした。
異学年交流では,年下の児童に優しくしよう,教えてあげよう,相手の立場に立って考えて行動しようとする姿が見られます。今後は秋の読書週間でのペア読書や大縄跳びの練習が予定されています。異学年交流の活動で,優しさや思いやりの気持ちが育まれていくことを期待しています。