【新城市立庭野小】 地域の伝統を受け継ぐ 子ども歌舞伎
- 公開日
- 2015/10/28
- 更新日
- 2015/10/28
ちょっといい話
本校のすぐ傍に鎮座する庭野神社。古墳時代後期の築造とされる,3基の円墳があるこの神社の秋の例大祭で,毎年「子ども歌舞伎」が上演されます。
約40年前から大人の方たちによる歌舞伎は上演されていましたが,昭和60年頃から,子どもたちによる歌舞伎も上演されるようになったということです。
今年も10月24日の祭礼の夜,庭野神社境内の舞台にて,本校5・6年生が「子ども歌舞伎」を上演しました。
子どもたちは9月から歌舞伎の練習に取り組みます。運動会や陸上大会に向けての練習もあり,かなり大変な日々ですが,その中で少しずつ,せりふや動作を覚えていきます。歌舞伎ですので,当然難しい言い回しや,独特の所作もあります。子どもたちの多くが「せりふや動作を覚えることが大変」だと感じているようです。それでも,自分たちが生まれる前から続いている伝統を今に受け継いでいることに対する自負心をもっています。子どもたちは「これからもずっと続いていってほしい」,「もっと多くの人に見に来てもらいたい」という願いをもっています。
約30年続く「子ども歌舞伎」は,今や庭野地区の立派な文化の一つだといえるでしょう。これからも地域と子どもたちが協力し,「子ども歌舞伎」が受け継がれていくことを願っています。