モラルBOX日記

【津島市立蛭間小】地域の人との交流「町たんけん」

公開日
2015/10/29
更新日
2015/10/29

ちょっといい話

 蛭間小学校では、2年生の生活科の学習で「町たんけん」にでかけます。この取組を始めて10年ぐらいになります。10カ所ぐらいのお店や施設の方々が協力してくださいます。何年も続けていると、「今年もですか。いいですよ」と、いつも快く引き受けてくださいます。
 子どもたちは、1チーム5〜6人、10チームに分かれ、3カ所見学場所を選びます。1チームにつき、1、2名の保護者の方がボランティアで付き添ってくれます。
 当日まで、見学場所での質問や安全な行き方を考えたり、そこでの挨拶の仕方を練習したり準備することはたくさんあります。しかし、どんな人に出会い、どんな物を発見できるのか思いをめぐらすと、子どもたちは、わくわくする気持ちでいっぱいになります。
 「もらったシャンプーは、お母さんにあげようと思います」「物流センターさんは、学校の行き帰りにいつも通るので、気になっていました。初めて入り、どんな仕事や役目があるのか、よく分かりました」「和菓子屋さんのおばさんが、いろいろ教えてくれて、勉強になりました。栗きんとんを出していただき、おいしかったです」「福祉施設では、車の部品やパンを作っていることに、びっくりしました」など、子どもたちは、いろいろな感想をもちました。
 見学場所の中には、知的障害者授産施設もあります。そこで子どもたちは、「ここには、体が悪い人やみんなより成長の遅い人が、通っています。でも、夢をもって働いています」と、すてきな説明を受けました。世の中には、いろいろな人が、一生懸命生きていることが少しでも分かればと思います。
 この活動ができるのは、地域の方、保護者の方のご協力があってこそです。子どもたちは、いろいろな方に見守られて育っているのだなあと感じました。

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