モラルBOX日記

【豊田市立新盛小】伝統を受け継いで育つ子供たちの心!

公開日
2015/11/12
更新日
2015/11/12

ちょっといい話

 本校は全校児童19名という豊田市でも1番小さな学校です。しかし、自慢できる伝統はたくさんあります。いくつか紹介したいと思います。
 1つ目は一行詩です。5・7・5のリズムで作る詩のことです。季節や行事で感じたことを詩にします。毎年、夏・冬休みの前に一行詩集会を開きます。今まで書きためた句を全校で読み合い、よいと思う句に投票します。前期の最優秀句賞は、『山からね ピーチューホケキョ 春の声』と『1年生 小さな背中に ランドセル』でした。
 2つ目は暗誦です。暗誦は、古典や詩や名文の1節などを暗記し大きな声で発表します。学芸会や地域の方々に聞いていただきます。出前暗誦は年4回、地域に出かけて暗誦します。10月にも出前暗誦をしてきました。参加をしていただいた地域の方から、「皆さん、元気でよかったです。みんな元気よく上できでした。老人を楽しませてくれました。」という感想をいただきました。その後は、子どもたちと地域の方でちぎり絵作りに挑戦しました。児童と色を相談し合い、児童の苦手なところを手伝っていただきました。活動後、この感動を『ちぎり絵で 地域の方が ニコニコだ』と読みました。
 3つ目は一輪車です。運動会で全校一輪車演技をし、大きな拍手をもらっています。今年の1年生は、5月の運動会までに5人全員が乗れるようになりました。19名全員で大車輪が成功した時は、山にこだまするくらい大きな拍手をもらいました。高学年になると少し高い一輪車に乗って演技をします。
 最後の伝統は「あいさつ」です。本校の前は国道が走っています。学校へ来るには横断歩道を渡ります。止まってくれた自動車の運転手さんに、「ありがとうございました。」と頭を下げてお礼を言います。運転手さんはにこりと微笑み手を挙げてくださいます。中学生になった生徒もしっかりと受け継いでいます。