モラルBOX日記

【豊明市立沓掛中】 絵本ではぐくむ子どもの心

公開日
2015/12/07
更新日
2015/12/07

ちょっといい話

 本校では、1、2学期それぞれ2週間程度、読書旬間を設け、それに合わせて朝の読書を行っています。読書する楽しさ、素晴らしさを伝え、本に親しむ習慣を身につける取り組みです。10分間という短い時間ですが、子どもたちは活字と向き合い、静かな教室の中で集中して取り組むことができています。朝の読書では、各自で用意した本を読みますが、期間中、子どもが一番楽しみにしているのは教師による絵本の読み聞かせです。今回はどんな本を読んでくれるのかなあと、前日から子どもたちの話題に上がることもあります。絵本は、命、個性、社会の問題など様々な内容のもので、学級によって違った物語が選ばれています。いつもの先生の口調ではなく、お父さんやお母さん、お兄さんやお姉さんのような先生の語り方に、食い入るようにお話を聞いている子どもがほとんどでした。内容によっては、子どもたちから笑いが上がったり、驚きの声が聞こえたりしました。何より温かいと感じたのは、絵本を読み始める前と終わった後に、誰からでもなく拍手が起こることでした。
 成長するにつれて絵本を手に取ることは少なくなっていきますが、中学生になった今だからこそ感じられるものがあるのではないかと思います。