【刈谷市朝日中】「地生愛」(ちいきあい:生徒会スローガン)
- 公開日
- 2016/06/03
- 更新日
- 2016/06/03
ちょっといい話
ゴールデンウィーク明けの平日に、地域の方から学校に電話がありました。内容は学区の公園で遊んでいた中学生に関することでした。
その方は学区の公園で遊んでいた中学生のそばを自転車で通り過ぎた後、自転車ごと転倒されました。その際に、かごに入っていた買物袋の中身が近くに散乱してしまいました。転倒してしまった上に、せっかく買った食品が辺りに散らばり、その方は大変ショックを受けられたことでしょう。すると、その光景を見た5人の中学生が、当たり前のように散らばった物を拾い始めました。拾い終わった後、中学生は名前も言わずに去ったため、どうしてもお礼を言いたいと電話をかけてくださったのです。地域の方は、電話口で「その行動にとても救われました。ありがとうございました」と中学生のその行動に感心されていました。
後日、その5人に地域の方の感謝の言葉を伝えました。そのときの思いを聞くと、「困っているのが分かったから駆け付けた」「とにかく助けなきゃと自然に身体が動いた」「自分がしてもらったらうれしいことだから」という温かい言葉が返ってきました。
朝日中学校の前期生徒会は「温情 〜思いやりのある 優しい心で〜」というスローガンを掲げています。その公約の一つに、「地生愛」というものがあります。そこには、「地域に生きる、地域に愛される、地域を愛する朝中生になりたい」という願いが込められています。今回、本校生徒の活躍を聞いた生徒会役員から「今後も地域の清掃ボランティアや挨拶を積極的に行い、地域との関わりを深めたい」という喜びの声が聞かれました。
朝日中学校の校訓は「まごころ」です。校内だけに限らず、校外でも「まごころ」あふれる行動が見られるようになってきており、生徒たちの今後の活躍が楽しみです。