モラルBOX日記

【愛西市立永和中学校】「資源回収」の活動を通して

公開日
2016/06/10
更新日
2016/06/10

ちょっといい話

 平成28年6月4日(土)、永和中学校全地区で学校・家庭・地域が一つになって、恒例の資源回収が行われました。13を超える地区のどの集積場所も、大量の新聞紙・ちらし・雑誌・牛乳パック・ぼろ布等々の資源ゴミでいっぱいでした。この日のために資源ゴミをためていただき、御協力いただけた地域の皆様に大変感謝しております。

 本校の資源回収は、大阪万博の次の年(1971年)から行われている伝統あるものです。そして今では、年に2回学校行事としての資源回収を実施しています。前述のような、資源ゴミの山ができ上がるのには、確かな理由があります。資源回収の当日を迎えるに当たり、1か月以上前から、学校行事の時間として、PTA役員の方と生徒の打合わせが行われます。生徒とともに担当地区全世帯の割り振りを相談し、資源回収実施のお知らせ用紙の配達から、当日の資源ゴミの回収までを生徒自身が行うよう保護者から依頼されます。中学生としての責任感と力が大いに要求されるのです。生徒は、地区で活動する中で、様々な年代の人々から励ましとお礼の声掛けを頂きます。中には、本校の資源回収のために半年間ずっと資源ゴミをためておいてくださる方もたくさんいます。山のように出された資源ゴミを生徒は自転車で何往復も回収に回ります。地域の方々との触れ合いの中で喜びを覚え、また、その期待に応えようとする、そんな温かい心の交流の結果が、あの山のように積まれた資源ゴミなのかもしれません。

 資源回収の収益金は、新しい物品へと形を変え日々の教育活動の中で有効活用されています。そして、生徒は、物を大切に使う心を自らの仕事を通じて学んでいます。

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