【豊田市立広川台小】文字で伝えることの難しさ
- 公開日
- 2016/06/24
- 更新日
- 2016/06/24
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
携帯電話や携帯ゲーム機が、小学生にとっても当たり前の時代になってきました。それらの機器には通信機能が搭載されていて、離れている人とメールやチャットで気軽に連絡を取ることができます。実際に本校の5年生でも、メールの機能を使ったことがある児童は半数以上いました。
そこで、直接会って話をしたり電話したりするのではなく、メールという文字でのやりとりについて考えてみることにしました。題材にしたのは、豊田市教材データベース「POTETO」の中にある、「事例で学ぶNetモラル」の「断ったつもりなのに」というものです。都合が悪く、友達から誘われたドッジボールの練習に参加できないことを「練習はいいよ」というメールで返信し、誤解を招いた話です。
児童は、同じ「いいよ」という言葉でも、電話で話した場合とメールで読んだ場合の違いに着目して話し合いました。話し合う中で、「文字だけでは伝わりにくい」「わかりやすい言葉で」「二つの意味に取られる言葉は使わない」など、相手の立場に立った考え方でメールを使わないといけないということを学びました。
メールがいけないものという捉え方ではなく、便利な分、適切な使い方を身に付けていくことの必要性を感じることができました。