【岡崎市立三島小】友達の作品は大切にしよう
- 公開日
- 2016/06/30
- 更新日
- 2016/06/30
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
特別支援学級の児童を対象に、著作権への理解にも関わる内容で「友達の絵を勝手に描きかえることは、やってはいけないこと」という主旨の授業を行いました。
資料は、「おじいさんの絵」です。「うさ子」が、入院している「おじいさん」にあげるために描いた絵を、「ぽんた」が取り上げて、勝手に描きかえてしまったという話です。登場人物や内容を確認した上で、「うさ子は、ぽんたに絵を描きかえられてどんな気持ちになったのかな」と問いかけました。すると、子供たちは、「悲しい」、「勝手に絵を描かれて、しょんぼりした」などうさ子になりきって気持ちを教えてくれました。うさ子の気持ちを考えた上で、「友達の描いた絵を取って、勝手にかえてしまうのは、やってはいけないことだね」と伝え、「友達の絵も、自分の絵と同じくらい大切にしよう」というまとめをしました。
子供たちは、ふだんの生活の中で無意識に友達のものや作品に触れたり、まねをしたりしています。それによって、相手が嫌な気持ちになったり、困ることが起きたりすることもあるということをこの授業で感じられたと思います。
授業の中で、「著作権」という言葉は、用いませんでしたが、「友達の作品を大切にする」という気持ちを育てる一つの機会になればと考えました。今後も、子供たちの発達に合わせて、様々な内容を扱っていこうと思います。