モラルBOX日記

【幸田町立荻谷小】保護者とともに道徳教育

公開日
2016/07/11
更新日
2016/07/11

ちょっといい話

 本校の6月の授業参観は、全校一斉に道徳を公開しました。今回は、保護者の方もできるだけ子どもたちと一緒に授業に参加できるように、「事前に親子で資料に目を通しておくこと」をお願いしました。
 1年東組では、「はしのうえのおおかみ」を題材に、「やさしくすること」を考えました。あらかじめ話の内容を知っているので、途中から参観された保護者の方もスムーズに授業に入ることができました。授業後の感想の中に、こんな素敵な感想がありました。

◆その日の夜、子どもからお話を読もうと言ってくれたので、一緒に読み、私がおおかみの役、子どもがうさぎ役で、授業と同じように抱き上げると、「うれしくて、気持ちいい!!」と話していたので、「やさしくしたら、二人とも渡れたね。この方がいいよね」と話しました。友達にもたくさんやさしくできたらいいなと思いました。

 今回、保護者の方に参観してもらったからこそ、家庭でも、授業についての共通の話題ができ、さらに、同じようにロールプレイで役割演技をすることで、親子で「やさしくすることのうれしさ」を共有できたのです。他にも、家に帰り、もう一度、何が大切なのか話し合ったり、親の思いを子どもに伝えたりした家庭もあり、子どもたちの学びが、授業後の家庭でのやりとりを通して、更に深まったことがうかがえました。
 こういう積み重ねが子どもたちの心を育てていくことにつながるだろうという手応えを感じ、学校と家庭の連携の大切さを改めて感じた授業参観でした。