モラルBOX日記

【田原市立伊良湖岬小】肖像権について

公開日
2016/07/13
更新日
2016/07/20

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 本校では、3年生を対象に、「肖像権」をテーマに実践を行った。3年生の段階での情報モラル学習の一つとして、「他人が写っている写真を使うときの、約束事を知っているか」「人に見せたくない自分の姿が写っている写真を、無断で使われたときのつらい気持ちを考えることができるか」を取り上げた。写真を使うときの約束やきまりをしっかり理解させることが、情報モラルの学習の基礎につながると考えて実践した。

 「一枚の写真」という資料を活用した。話し合いでは、「しょうたはどうしてこの写真を使ったのか」「机に伏せて泣くさきの気持ち」を考えさせた。児童からは、「他にいい写真がなかったから」「とてもショック」などの考えが出された。

 次に、「しょうたはどうすればよかったのか」というテーマで話し合いを行った。最初は、「その写真を使わなければよかった」という意見が多かった。しかし、話し合いを進めていくと、「先にその写真を使っていいか、確かめておけばよかった」という考えが出された。

 最後に、自分自身のふだんの行動について振り返った。現在、総合的な学習の時間に、「地域のおすすめを紹介しよう」というテーマで、地域の写真を用いてガイドブックを作っている。実際に他人が写っている写真を使うことがあることを改めて認識し、みんなで約束を守っていくことが、「肖像権」を守ることにつながると気付くことができた。