モラルBOX日記

【常滑市立青海中】2年生 林間学校でのできごと

公開日
2016/08/05
更新日
2016/08/05

ちょっといい話

 楽しかった林間学校の退所式で、2年生全員で、お世話になった施設の方への感謝の気持ちを込めて、「あとひとつ」を3部合唱で歌いました。講堂に響き渡るすばらしい歌声に、施設の方から「鳥肌がたちました。明日からがんばろうという勇気をもらいました」とお褒めの言葉をいただきました。

 2年生は、5月から、この合唱曲「あとひとつ」を昼休みの5分間、週3日練習をしてきました。とても良い曲ですが、音程をとることが非常に難しく、しかもファイヤーでトーチ担当の生徒は週に一度しか合唱の練習に参加できないという環境の中で練習してきました。林間学校の1週間前の全体練習では、とても皆さんの前で披露できる状態の合唱ではありませんでした。その後もほとんど練習する時間がとれないまま、林間学校の当日を迎えました。皆さんの前で歌うのか、歌わないのかは、最後の練習を見て判断しようと思いました。
 林間学校最終日、最後の炊飯の前に合唱の練習時間が10分間だけありました。パート練習後、全体練習を終えました。正直なところあまり上手く歌えていませんでした。学級の三役の生徒と相談をしました。生徒たちからは、上手くは歌えないかもしれないが、5月からこの日のために練習をしてきたので、歌いたいという意見が多く出されました。これは、きっと、2年生全体の気持ちでもあると感じました。決断しました。「皆さんに聴いていただこう」と。
 本番は、大、大成功。2年生の歌声は、聞いて下さった方々に、感動と勇気を与えました。施設の方々だけでなく、教員、そして、お世話になった3名の学生ボランティアの方々からも、「生徒の歌声から元気と勇気をもらいました」という声を聞くことができました。2年生全体で一つのことをやり遂げたという達成感を味わうことができました。ありがとう、2年生。