モラルBOX日記

【一宮市立丹陽中】 丹中生の素晴らしさ

公開日
2016/08/16
更新日
2016/08/16

ちょっといい話

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★小さな優しさ
 先日、学校にとてもうれしい手紙が届きました。簡単に手紙の内容を紹介させていただきます。
「拝啓 謹んでお手紙申し上げます。自転車で買物に向かっていた私は、考えごとをしていて道に迷って、困っておりました。そこに、前から来られた男性を見つけ声をかけさせてもらいました。簡単に指を差し、教えられるだけだと思っていましたら、『僕も今からそちらに行くから一緒に…』の返事が戻ってきました。道すがら少し話をさせていただきましたら、丹陽中学校の3年生で、真黒に日焼けした精悍(せいかん)な顔つきの中にもあどけない少年の顔でした。目的地まで一緒に行き、あいさつをして頑張ってねと労(ねぎら)い、お礼を言って別れました。道に迷い、動転し、焦っていた私は、名前を聞くことを忘れておりました。中学3年生あたりは反抗期で親も年寄りも嫌なときです。私は、名前を聞かなかったことを反省し、後悔しております。彼の優しさ、清々(すがすが)しさを一人でも多くの人に知らせてあげたい気持ちです。悪い話が多い昨今ですが、いい子たちも育ってくれていることにうれしく、感謝の気持ちでいっぱいです。」
 この話の中で、うれしいことが三つあります。一つ目は、この生徒の優しい気持ちです。こんな素敵な生徒が育っていることをとてもうれしく思いました。二つ目は、このようなお手紙をくださったことです。丁寧で心温まるお手紙をいただき、とてもうれしく思いました。三つ目は、この話を全校生徒に伝えたときの表情です。とても温かく、そしてうれしそうな表情をしていました。この手紙が生徒たちの心に優しさを育んでくれたに違いありません。小さな優しさの積み重ねがやがて大きな優しさとなって丹陽中学校全体に広がっていった、そんな瞬間でした。

★感心した!
 図書館ボランティアでお見えになる地域の方のお話である。図書委員の男子生徒、手際よく、返却、貸出しのパソコン処理をしてくれた。終了時刻13:30間際に、何も言われなくても室内をぐるっと回って、椅子とテーブルの乱れを修正してから、業務終了、退室していった。 図書館ボランティアを始めてから何年になるか?前校長の時代に任命をいただいてからずっと続けさせてもらっているが、こんな生徒さんに出会ったのは初めてであり、大感動でありました。みんなの図書館をみんなに気持ちよく利用してもらえるよう整理整頓してから退室する。昼休み時間が終わったから早く教室に戻らなければならない身なのに、みんなのために自分の時間を割ける生徒さん、こんなすばらしい心の持ち主に育てた親御さんの顔が見たい・・・