モラルBOX日記

【常滑市立西浦南小】なかよし活動を通して学ぶこと

公開日
2016/11/16
更新日
2016/11/16

ちょっといい話

 本校は全校児童140人の全学年単学級の小規模校です。しかし、小規模校だからこその活動ができるという点がいいところでもあります。本校ではなかよし活動と称して、縦割り班による異学年間の交流をしています。1年間を通してペアの児童と活動を共にします。上級生は自主性・指導力・思いやりの心を、下級生は上級生から学ぼうとする態度を育てることをねらいとして行っています。なかよしグループ(4色8グループの縦割り班)を組織し、6年生が色グループのリーダーとなって活動します。
 主な活動内容は、毎学期数回、大放課にリーダーを中心に遊びを考えて各グループで遊びます。その他にも、4月−よろしくの会、5月−なかよし遠足、6月・11月−なかよし読書、7月−七夕集会、10月−運動会でなかよしグループ対抗種目などです。そして、今年度より学期に1回、なかよし給食と題して、グループごとに給食を一緒に食べる活動も始めました。

 この活動のねらいにあるように、上級生は下級生に対して思いやりの心をもって接しています。例えば、ドッジボールなどのボールを使っての遊びでは、ボールを上級生が捕っても、1年生にボール渡して投げさせてあげたり、鬼ごっこではスピードを落としたりして下級生と一緒に楽しめる雰囲気を上級生が作っている姿をよく見かけます。ルールも1年生が分かりやすいように言葉を選んで説明をしています。上級生は今までの先輩たちが、自分たちが下級生のときにしてもらったことをよく覚えています。その経験を基にして、上級生になった今、下級生に楽しんでもらうことを喜びと感じて活動をしています。
 自分たちの学年だけでなく学校全体で、みんなで楽しむことができています。新たな活動を増やしながらも、今までの活動を今後も継続していきたいと思います。