【安城市立安城東部小】情報ツールとの上手な付き合い方を学ぼう
- 公開日
- 2016/12/27
- 更新日
- 2016/12/27
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
現在、パソコンやスマートフォンが身近なものになり、子どもたちがそれらに触れる機会が増えています。本校の4年生のある学級では、約6割の子がパソコンやスマートフォンで動画やニュースの視聴をしたり、ゲーム、LINEなどのコミュニケーションアプリを使用したりしているという現状です。インターネットによりあらゆる情報を手に入れやすくなっている今、情報ツールとの上手な付き合い方を考える必要があると感じ、情報に関する授業を行うことにしました。
授業では、Twitterで流れたデマを題材に、情報について考えました。熊本地震が起きた際、写真を加工し、動物園からライオンが逃げ出したという情報がTwitter上に流れたというものです。子どもたちは「落ち着いて考えたら加工していることが分かる。」という意見も出ましたが、「地震のときに慌てていたら信じてしまうかもしれない」といった意見も聞かれました。中には「ネットの情報は余り信じていない」という子もいました。インターネットで簡単に手に入る情報について、一度自分の中で整理する必要性を感じたようでした。また、発信する立場になったとき、うその情報を流さない、内容をよく考えて発信することの大切さを学びました。
また、LINEなどを使い、非対面でのコミュニケーションをとる場合に気を付けることを話し合いました。文字やスタンプなどでしか情報伝達ができないので、お互いの気持ちが分かりにくく、誤解される可能性があることを学びました。子どもたちは、「正しく使えば便利なので、相手のことを考えながらメールやLINEを使っていきたい」「自分がスマートフォンを持つときは、変に情報が伝わらないように気を付けたい」と感想を述べていました。成長するにつれて情報ツールを使用する機会が増す子どもたちに、今後も継続して指導していきたいと思っています。