【田原市立伊良湖岬中】4つの縦割り班を中核とした異学年交流活動の実践を通して
- 公開日
- 2016/12/28
- 更新日
- 2016/12/28
ちょっといい話
本校は、渥美半島の先端にある海と山に囲まれた全校生徒111名の小規模校です。特色ある活動として、全校を「青龍・白虎・玄武・朱雀」の4つに分けた縦割り班があります。この縦割り班で、全校合宿や運動会などの行事を行っています。
4月に行われた全校合宿では、3年生が入学したばかりの1年生に飯ごうすいさんや演舞の振り付けを手取り足取り教える姿がいたるところで見られました。みんな自分に与えられた役割を果たそうと、一生懸命に取り組んでいます。そこには「先輩が後輩を育てる」「みんなの中で自分の役割を果たす」という考え方が根付いているように感じました。今年は長距離歩行に挑戦しました。歩き始めは会話も弾み、みんな元気に歩いていたのですが、半分を過ぎたころには、かなり疲労が見られるようになり、班から遅れる1年生が出てきました。そんなとき、「もう少しだからがんばろう」という3年生の声に、多くの1年生は励まされました。最後の班がゴールするときには、先にゴールした友達や保護者の方から大きな拍手が送られました。
<1年生の感想>
・炊事では1日目に御飯を炊くのに失敗してしまいました。しかし、先輩たちはその失敗から、どうすればよいかを考えていました。次の日、上手に炊いていてすごいと思いました。
・演舞では動きの速いところが覚えられなくて心配だったけれど、同じ場所の先輩が丁寧に教えてくれたので不安だったところも覚えることができました。
・この歩行を通して、どんなに道のりが長くても疲れがでてきても、みんなで励ましてゴールすることができ、仲間と協力しあうことの大切さを実感しました。