【豊田市立佐切小】相手を大切にする心を育む〜人権週間の取り組み〜
- 公開日
- 2016/12/28
- 更新日
- 2016/12/28
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
12月5日、佐切小学校では、人権週間の取組の一つとして、5・6年生の企画・運営によって、「自分の気持ちを上手に伝えよう」をテーマとする児童集会を開きました。下校時に、注意を聞かず、道草ばかりしている班員に、班長がつい強い口調で怒ってしまいました、という5・6年生による寸劇を見た後に、6年生の司会により、お互いがどうすればよかったかについて考えました。日常よくある1シーンであるため、共感をもって自分の気持ちを言えたようで、話合いでは、活発な意見交換が行われました。「話してばかりで、速く歩かない子も悪いけど、怒ったように言うのはやめた方がよかった」という意見が多数ある中、なかなか言うことを聞いてくれなかったことで、いらいらしてしまった班長の気持ちを考えて発表できた子もいました。相手の気持ちを思いやることの大切さだけでなく、どのように言ったら自分の気持ちを相手に伝えられるか、ということも大事であることを全校で考えることができ、大変意義の深い時間となりました。
また、授業参観の機会に、各学年で「信頼・友情・命」をテーマにした道徳の公開授業を行いました。低学年では、「みんなのいのち いろんないのち」の題材を用いて、花や木、生き物、どんな人にも命があることに気付き、「命って大きくても小さくてもみんな大事」という感想を持つことができました。高学年では、「あらしの夜に」の題材から友達との付き合い方について考え、仲良くなれる状況を自ら作ることも大切だと気付くことができました。各学年の実態に応じた資料を使うことで共感しながら話し合えました。そして、公開授業にしたことで保護者と共に考えることができ、「この気持ちをこれからの生活に生かしてほしい」「子どもの成長を感じる」という保護者の感想を頂くことができ、学校教育に対するより一層の理解を得ることができました。