【春日井市立勝川小】情報モラル教育の実践
- 公開日
- 2017/01/19
- 更新日
- 2017/01/19
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
情報技術が発達してきた現在、いろいろな危険に巻き込まれるからといって、パソコン・ケータイ・スマホ等を「使わない」生活をするというのは難しいことです。「使う」ことを前提に、子どもたちにいかに「うまく使う」生活をするかを伝えることは、とても大切なことだと思います。そこで、本校では、情報モラルに関する授業実践に、全学級で取り組みました。
「事例で学ぶNetモラル」「NHKスマホ・リアル・ストーリー」や「KDDIスマホ・ケータイ安全教室」の出前授業など、各学年の発達段階に応じて、内容や教材を選択しました。
1年生は、コンピューター室での約束ごとを確認しました。2年生は、ゲームのやりすぎは健康を損なうことを知り、コンピューターは大人と一緒にやることの必要性を理解しました。3年生は、ネットは便利なだけではなく、危険な面もあることを学習しました。4年生は、スマホによるトラブルの事例や、インターネット上には間違った情報も存在することを知りました。5・6年生は、各学級での授業実践だけではなく、KDDIの方をお招きして「KDDIスマホ・ケータイ安全教室」を開催しました。映像資料とともに、スマホ・携帯電話を使う際に、小学生に起こりやすいトラブル事例と、その防止策や対処法を学びました。5・6年生になると、半数以上の児童がスマホや携帯電話を所持していて、無料通話アプリを利用している児童もたくさんいます。また、ゲーム機を通して同様のコミュニケーションをとる児童も多いので、今回のことは身近に感じられたようでした。授業後の振り返りには「言葉づかいに気を付けて、相手に正確に伝わるようにしたい」「お金がかからないように気を付けたい」「困ったらすぐに親に相談しようと思う」などの感想がたくさん書かれていました。
「情報モラル」と言いますが、インターネット上のトラブルの多くは、道徳・マナー・規範意識といった、日常のモラルの欠如によるトラブルも少なくありません。全学級の全児童が、情報モラルについて考えられるように、今後も学校全体として情報モラル教育の実践に取り組んでいきます。