地域の方々との交流〜大井米作りプロジェクト〜
- 公開日
- 2017/01/27
- 更新日
- 2017/01/27
ちょっといい話
本校では、10年程前から地域ボランティア「暁グループ」の方々の協力の下、5年生で米作り体験をしています。もみまきから田植、稲刈り、餅つき、しめ縄リース作りと、一年間を通して米作りについて教えていただいています。
4月、暁グループの方から米作りのお話を聞きました。1粒のもみから3000粒のお米が取れることなどを聞いて、子どもたちの心は一気に「早く米作りをしたい!」という気持ちになりました。翌日のもみまきは、意欲的に取り組んでいました。
5月、1か月前に植えたもみが20cmほどに伸び、それを田んぼに植えていきました。1か所に3〜5本ずつ間隔を空けながら倒れないように深く植えることを、教えていただきました。田んぼの中は歩きにくく、泥まみれになりながら一生懸命植えました。暁グループの方々に「1列になってね」「まっすぐ植えよう」と声をかけてもらいました。子どもたちは「植えた苗が元気よく育ってほしい」と、大きくなるのを楽しみにしていました。
9月、ついに稲刈りです。鎌の使い方や刈り取った稲の束ね方、はざかけの方法やマムシが出たときの対処法まで教えていただきました。そして、子どもたちは、鎌を使って稲を根元から切って、2、3束ほど集めて結びました。
12月、5年生が作ったお米で餅つき大会が開かれました。暁グループの方々には、大会前日の米かしや当日の準備も朝早くから行っていただきました。1〜6年生全校が餅つきに参加し、おいしくできたお餅を味わいました。午後からは、しめ縄リース作りを行い、「暁グループ」の方々へ一年間の感謝の気持ちを伝えました。
一年間を通して地域の方々に協力していただきながら、実りある学習を進めることができました。子どもたちは、植物や動物の命を頂いて生きていることを感じ、作物を育てる苦労や喜びについて考えることができました。