モラルBOX日記

【岡崎市立矢作中】西部地域福祉センターとの交流

公開日
2017/02/06
更新日
2017/02/06

ちょっといい話

 本校では、毎年、学区に立地している地域福祉センターとの交流を行っています。今年度は、12月28日に行い、33名の生徒が参加しました。交流に向けて、5人〜6人のグループに分かれ、高齢者の方と一緒にできるすごろくやかるた、百人一首、玉入れなどのゲームを企画しました。その際、体の不自由な方や障害のある方、高齢者の方などでもできるよう、内容やルールを考えたり、楽しめるような工夫をしたりしました。
 当日は、ハンドベルで「きよしこの夜」の演奏に挑戦し、見事に成功させることができました。また、校歌も披露し、地域福祉センターの方には笑顔があふれました。生徒たちが考えたゲームでの触れ合いでは、その場に応じてルールを変更したり、高齢者の方のペースに合わせて進めたりなど、気遣いながらも、一緒に楽しむ姿が見られました。
 他にも、高齢者の方や、体が不自由な方の気持ちをより理解しようと、老人体験をしました。視野を狭くしたり、関節の屈折に負荷をかけたりと、初めての体験に戸惑いながらも、理解を深めることができました。
 この交流を通して、高齢者の方などの気持ちや置かれている現状を知ることで、何不自由なく生活している私たちが、どんな気遣いができるのかを考えるきっかけとなりました。最初は、友達に誘われて、何となく参加した生徒が、企画を進めていくうちに、自分たちが企画したことで、施設の方に楽しんでもらいたいという思いが強くなっていくのを感じました。
 毎年、和やかな雰囲気で交流が行われ、高齢者の方と関わる楽しさを知り、身近にいる祖父母や地域の方とも、もっと関わっていきたいという生徒が増えてきました。今後も、このような活動を大切にし、思いやりの心を育んでいきたいです。