【蒲郡市立蒲郡西部小】ウサギのお世話
- 公開日
- 2017/03/15
- 更新日
- 2017/03/15
ちょっといい話
蒲郡西部小学校は、全校児童70名の学校です。そのため、運動会をはじめとするいろいろな行事を縦割りの「なかよし班」で行っています。本年度は、新1年生が5名だったため、4つに分け一班あたり17〜18人で組み、家族のように活動してきました。
家族と言えば、70人の他に、15羽のウサギがいます。毎年2年生が担当してお世話をしています。毎日キャベツを40Lの袋いっぱいも食べます。二人がかりでキャベツを「うんとこしょ」と運び、校長先生がコンクリートで固めてくれた「ウサギレストラン」にまきます。一斉に15羽が集まってきて。キャベツとウサギの山が出来上がります。ものすごい勢いで食べるので、ガッガッガッとすごい音がします。それを見ながら、水替えや糞の後始末を毎朝やっています。エサは、野菜くずをみんなで持ち寄ったり学級園の野菜を分けたりでは足らないので、スーパーマーケットにお願いして頂いています。お世話をしていると、穴掘りウサギのため、穴に落っこちたり、もっとほしいと箒(ほうき)や靴に群がって動けなくなったりもします。臆病(おくびょう)なウサギも西部小では元気に暮らしていて、2年生の子もみんな大好きで大切に育てています。
11月に、他の小学校から「ウサギを分けてください」という依頼がありました。2年生みんなで相談しました。「大切に育ててきたからみんな一緒のままがいいから、あげたくない」「次の1年生や保育園の子が育てるのに減ってしまったら残念がるよ」「小屋を直してまでお願いしているから分けてあげようよ」「以前にもらってきた学校からのお願いだから、分けてあげた方がいいよ」と意見は真二つ。その後、学級会を何度も開いて「4羽を大切に育ててもらおう」という結論を出しました。