【日進市立赤池小】電子メールにおける情報モラルについて
- 公開日
- 2017/03/27
- 更新日
- 2017/03/27
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
学校内でのみメールの送受信が行うことのできるソフト「スクールイントラパック」を使って、子どもたちで電子メールの送受信を行わせる取組を行った。前時の学習では、電子メールの良いところだけを学習しており、子どもたちが自由に楽しんで学習を行えるようにした。この学習では、電子メールを送る際には、相手のことを考え、自らルールとマナーを守って正しい情報を伝えようとする態度を育てることをねらいとした。
前時に電子メールの良いところを学習していたこともあり、子どもたちは楽しそうに学習に取り組んでいた。しかし、少しずつ慣れてくると相手に対する思いやりを欠いた言葉を使ったり、意味のない文字列をただ送ったりするというような変化が見られた。「教師に見られていない」「誰が送ったかわからないから大丈夫」ということから、何人かの児童も同じような行動を始め、モラルのない行動が増えた。そこで、児童たちには自分が送信したメールの内容を考えさせるとともに、相手から送られてきた電子メールを見て自分が思うことをワークシートに記入させた。児童からは「相手が見えていなくても相手のことを考えた電子メールを送った方が良い」「自分の立場に置き換えてから送るべき」という意見が出た。
本時の授業では、相手の姿が見えないことで起こる、心の緩みや危険性を実感し、相手のことを考え、自らルールとマナーを守って正しい情報を伝えようとする態度を育てることができたと考えている。集団生活でもネットワークでのコミュニケーションでも相手を思いやる気持ちの大切さは同じである。今後は自らを律し適切に行動できる正しい判断力と、相手を思いやる豊かな心情、さらにはネットワークをよりよくしようとする公共心を育てることも目標としたい。