モラルBOX日記

【一宮市立奥中学校】全校で鑑賞したちょっといい話

公開日
2018/04/11
更新日
2018/04/11

ちょっといい話

 8月23日(木)一宮市民会館にて、新制作座による「泥かぶら」の観劇会がありました。この作品は、劇作家眞山美保さんが、本市の紡績工場で働く女工さんたちとの出会いをきっかけに書き下ろしたもので、昭和27年からずっと上演されてきました。本市では3年に一度、市内のすべての中学生がこの作品を市民会館で鑑賞することになっており、今年がちょうどその年にあたります。
 この作品はプロローグと三幕七場から構成され、二幕目では、劇を鑑賞している学校から各1名ずつ、村娘として登場します。本校からは、1年生が出演しました。
〈生徒の感想〉
・今回、劇団の皆さんと一緒に演じた。最初歌いながら舞台に登場するのだが、他の中学の初めて会った人と一緒に演じるのは、とても緊張する体験だった。でも、劇団の皆さんが、たくさんアドバイスをしてくださったので、緊張がほぐれ、練習通り演じることができた。もし機会があれば、次は客席から見てみたい。(1年女子)
・泥かぶらは、最初皆からいじめられて自分の顔に自信がもてなかったけれど、おじいさんに美しくなる方法を教えてもらい、その教えの本当の意味を理解していくうちに、どんどん前向きになっていった。周りを気にして生きていた泥かぶらだったけれど、自分らしく生きていく姿に感動した。人は、見た目で判断してはいけないということが分かった。人には優しくしようと思った。(2年女子)
・泥かぶらの感情表現の仕方がすばらしく、感動した。特に泥かぶらが笑いながら泣いている場面。皆のためになる仕事を思いついたが、普通の女の子としての生き方ができない所での涙にとても心を打たれた。そして、彼女のきれいな心にも、心を打たれた。自分と比べてみたときに、いかに自分の心が醜いかということが痛感された。泥かぶらのようなきれいな心になりたいと思った。(3年男子)