モラルBOX日記

【豊橋市立二川南小学校】「生きる力」をはぐくむために 〜情報モラル教育〜

公開日
2017/11/28
更新日
2017/11/28

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 本校では、学習指導要領の内容を踏まえ、情報を扱う際に必要な判断力と心構えを身につけるために、発達の段階に応じた情報モラルに関する授業を行っています。
 低学年では、道徳の時間を中心に、一般的なモラルの指導を進めています。中・高学年では、実体験も取り入れながら、情報モラルが身につけられるようにしています。

 ○5年スマートフォン教室
 毎年、携帯電話会社より講師を招いて、5年生を対象に、スマホ教室を行っています。子供たちの多くは、子供携帯を持っており、保護者のスマートフォンやパソコンからインターネットに接続して遊んでいます。そうしたことをふまえ、スマートフォンや携帯電話に関わる身近なトラブルや安全に使うためのルールやマナーを学びました。授業後、子供たちから、「今まで気軽に使っていたけれど、気をつけて使わないと怖いことになるかもしれないということがわかった。」という感想が聞かれました。

 ○第2学年 道徳「いたずらがき」〜情報が予想以上に広がる怖さに気づき、よく考えて行動していこうという気持ちを育む〜
 2年生の子どもたちは、学校生活が始まって1年以上たち、交友関係が広がり更に活発になりました。友達同士の交流も盛んになり、様々な情報がやりとりされるようになってきました。この時期に情報を正しく理解したり、伝えたりする力を学級全体に広め、高めていきたいと考えて、道徳「いたずらがき」の資料を使って授業を行いました。本資料は、主人公のかばきちが、ちょっとしたいたずら心で書いたいたずらがきがもとで、友達のとらおを傷つけてしまったという話です。役割演技を取り入れたことで、かばきちが面白半分で書いたことがクラスの友達へ次々に広がってしまい、無責任な情報が拡散してしまう怖さを実感することができました。また、その原因が、ただのいたずらではなく、かばきちが黒板というみんなが見る場所に、あやまった情報を書いたことで友達を思いがけず傷つけ、大きなトラブルに発展してしまったということに気づくことができました。また、子供たちの振り返りから、「面白半分でいたずらがきをすると大変なことになる。これからは、そういうことは絶対にしてはいけない。」と自分の行動を慎むきっかけとなったようです。
 小学生のうちから、情報モラルをしっかりと身に付け、安心安全な使用ができるようにしていきたいと思います。