【知多市立旭北小学校】 全員参加の道徳授業
- 公開日
- 2017/12/28
- 更新日
- 2017/12/28
ちょっといい話
来年度からの道徳の教科化に向けて、「考え、議論する道徳」となるように、6年生で研究授業を行いました。
考え、議論するために、二つの工夫をしました。道徳の授業に限らず、自分の意見を発表できない児童は多く、そんな児童でも、考えを表現できるように、青赤黄色の3色のプラスチックコップを使って授業をしました。発問に対してYES(青)・NO(赤)・どちらとも言えない中間の考え(黄)の三つの立場を、色で伝えられるようにしました。
次に、より多くの友達と意見を交わせられるように、3色のコップを持ち自由に歩き回って、友達と意見交換をしました。違う色の友達の考えや、同じ色でも考え方の違う友達の意見を聞き、自分の考えが深まったり、大きく変わったりした児童もいました。この意見交換の5分間という時間は、児童が自分たちの意見を伝え聞くのに十分な時間であると考え、決めたものです。児童は自分たちで決めた時間を十分に使って、男女の差なく、主体的に意見交換をすることができました。授業後、何人かの児童が「楽しかった」とつぶやいたのが印象的でした。
友達と考え、議論する中で、より深く道徳の価値を理解できるという、新たな道徳の可能性を感じた1時間でした。