【一宮市立葉栗小学校】読書を通じて思いやりの心を育む
- 公開日
- 2017/12/28
- 更新日
- 2017/12/28
ちょっといい話
本校では、「いのち・ちしき・きれい」を合い言葉に様々な活動に取り組んでいます。
その活動の一つとして、読書を通じて「ちしき」を広げ、「きれい」な思いやりの心を育もうと年間を通じた読書活動を続けています。朝の読書活動、ボランティアの方や図書館司書教諭による読み聞かせ、図書委員による本の紹介などにより、全校児童が読書を楽しんでいます。
また、季節ごとの取り組みとして、6月には「あじさい読書」、11月には「いちょう読書」、2月には「つくし読書」が開催されます。段階を踏みながら本を好きになり、「ちしき」を広げ、深めていくことを年間の目標にしています。この期間中には、ペア学年による読み聞かせや読書郵便が行われます。
3年生のA君は、読書郵便の企画で4年生に紹介する本がなかなか見つからず悩んでいました。悩んだ末に決まった本の紹介文を、はがきに時間をかけて丁寧に書きました。どきどきしながら4年生にはがきを渡すと、4年生は目を輝かせて、「この本を読んでみたかったの!どんな本だった。教えて!」と言ってくれました。A君はうれしくて、4年生の児童といつまでも話していました。その日の帰りの会で、「今日のよかったこと」を紹介するときのことです。Bさんが手を挙げ、「今日、A君が書いたはがきを受け取った4年生がとても喜んでいました。A君が一生懸命に書いたはがきを気に入ってもらえて私もうれしくなりました。A君、よかったね。」と発表しました。教室は拍手に包まれ、A君は恥ずかしいようなうれしいような表情をしていました。
これからも、子供たちの思いやりあふれる豊かな心を育むため、充実した活動を工夫し推進していきたいと思います。