モラルBOX日記

【安城市立安城南部小学校】全校で励まし認め合う「力いっぱいまつり」

公開日
2018/01/25
更新日
2018/01/25

ちょっといい話

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 本校では、校訓「力いっぱい」のもとで、自分のよさを伸ばすとともに、互いに認め合う南小っ子の育成を目指している。また、道徳教育の充実を目指し、心の絆(きずな)を大切にして、力を合わせて高め合う学級・学年・学校集団の育成に力を入れている。児童会による「あいさつ運動」や「ささら川の清掃活動」、学年を縦割りにして活動する「ペア交流」など、児童主体による行事も年間を通じて実施している。そうした様々な行事の中で、児童が最も楽しみにしている行事は「力いっぱいまつり」である。この行事は、児童が自分たちの特技などを全校の前で発表をして、努力の成果をみんなで認め合うことを目的にしたものである。また、児童会が中心となり、子供たち自身で創りあげていく行事でもある。
 本年度の「力いっぱいまつり」では、各学年でオーデションを勝ち抜いた40を超える個人又はグループ、クラブ活動の発表があった。具体的には、なわとびや跳び箱などの技の披露、ピアノや楽器の演奏、ものまねやコントなど、あらゆるジャンルの発表があった。また、クラブによる発表では、琴クラブやトーチトワリングクラブによる技の披露もあった。どの児童も、「力いっぱいまつり」出場に向けて練習を重ね、全校のみんなに楽しんでもらうための工夫を重ねてきたため、見ごたえのある発表ばかりであった。そうした熱い思いは、技だけではなく、衣装や小道具にまで表れていた。一方、鑑賞する児童には、その場で感想を言ってもらうコーナーを設けることで、全校の児童が参加しているという意識をもてるようにした。
 「力いっぱいまつり」終了後、全児童が振り返りシートに記入をした。「とても緊張したが、みんなが手拍子をして励ましてくれたのがうれしかった。」「ものまねがそっくりで大笑いした。自分も来年は絶対に出場したい。」「司会をやったが、全校のみんながちゃんと聞いてくれて充実感があった。」など、それぞれの立場で振り返りをしていた。そこには、自分のよさを伸ばし自己肯定感を高める姿、友達のがんばりを認める温かい気持ちが感じられた。
 本校の年末の風物詩にもなっている「力いっぱいまつり」。力いっぱいの姿がたくさん見られるこの行事は、児童の健やかな成長を感じられる大切な行事となっている。