モラルBOX日記

【蒲郡市立形原小学校】6年生のお兄さんお姉さん

公開日
2018/04/11
更新日
2018/04/11

ちょっといい話

 月に一度、たてわり活動の時間があります。約10名の異学年集団で様々な活動を行います。児童会を中心に、たてわり活動の時間のテーマを決め、「たてわり遊び」「たてわりミュージック」「たてわりそうじ」など、いろいろな活動をしています。
 「たてわり遊び」では、学年の違う友達と一緒に行うと新鮮さがあり、特に下級生はお兄さん、お姉さんと遊ぶことができて大喜びです。また、今まで知らなかった遊びを教えてもらい、教室でまたその遊びをしている姿もありました。
 「たてわりミュージック」は、毎朝歌っている「今月の歌」を、たてわりグループのみんなで歌いました。高学年が手本となり、大きく口を開けて歌っていました。そんな高学年の姿を見ると、下級生もまねをして、全員で元気よく歌うことができました。
 「たてわりそうじ」は、ほうきの使い方、雑巾のしぼり方などを上級生が教えながら行うそうじです。まだまだそうじが上手にできない1年生も、テキパキと動くお兄さん、お姉さんの姿に、「すごい…。」憧れのまなざしです。次の日のそうじの時間、「お兄さんお姉さんのように、素早く教室をきれいにしよう!」と、たてわりそうじの後はいつも以上に張り切ってそうじをする姿が見られました。「ほうきはこうやって持つといいんだよ。」「雑巾はこうやって絞るといいよ。」など、教えてもらったことや、見て学んだことを得意げに友達に教えてあげる子もいました。また、時間内に自分の仕事が終わった子は教室内で自分のできることを探し、整頓をしてみんなのために活動するようになりました。
 班長の6年生の女の子が、たてわりそうじの反省会で言いました。「そうじはね、私たちの学校をきれいにするためにやるんだよ。だから、困っている友達がいたら助けてあげようね。」この言葉で、自分のことで精一杯の1年生から他の子の分担を手伝う優しさあふれる行動が、たてわり活動から生まれました。
 どの活動も、班長である6年生が事前に細かく計画を立てます。「どんな遊びをしたらみんなが楽しめるだろうか。」「後輩へ何を伝えればよいだろうか。」と、一生懸命考える6年生のおかげで、温かな雰囲気に包まれる時間になっています。形原小学校は、6年生からもらうことば、6年生が見せる姿から、ちょっといい話がたくさん生まれています。