モラルBOX日記

【豊田市立道慈小学校】ネット犯罪防止教室

公開日
2018/04/02
更新日
2018/04/02

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 豊田市立道慈小学校では、子供たちの防災・防犯意識を高めるため、平成29年度9月の第1週を「防災・防犯週間」と位置づけ、避難訓練・被災体験学習、防犯訓練「連れ去りから身を守る」、そしてネット犯罪防止教室を実施した。
 情報モラル教育の一環として、豊田警察署の方を講師として招き、4〜6年生を対象に『ネット犯罪防止教室』を開催し、ネット上でのトラブルや犯罪について学習した。
 はじめに、ビデオ「自撮りした画像の送信」で、子供たちは、SNSで知り合った人に安易に自分の写真を送ってしまった主人公(女子)が怖い目に巻き込まれてしまった事例を見た。子供たちは、軽い気持ちで自分の顔写真を送ったことによって危険なことが起きてしまったと気づき、自分も気をつけなければいけないと感じた。そして、このビデオのまとめのところで、「ネット上で危険な目に遭わないための注意点」として、対策1「危険なサイトにアクセスしない!」、対策2「フィルタリングを活用しよう!」という注意点を学んだ。
 次に、ビデオ「メッセージに腹を立てる」では、チャットのメッセージに書き込んだ文章にあいまいな部分があったために、友達の誤解を生み、友人関係が悪くなってしまった事例を見た。直接会って話す場合とは違い、チャットやメールでの「文字のやり取り」では、送り手の真意がうまく伝わらず、受け取り手が意味を取り違えてしまうことがあると知った。実際に、友達同士でメッセージを送り合っている子供もいるので、この内容は他人ごとではないと感じる子もいた。
 二つのビデオを見た後で、警察署の方から、その他の「子供たちが陥りやすいトラブル事例」や「気をつけないと犯罪(加害者)になる事例」などについて話を聞いた。子供たちは、これぐらいいいだろうという安易な気持ちでしたことが大変なことになり得ることを知り、「ネットは便利だけど、落とし穴があるので気をつけなくては…」と感じていた様子だった。
 今回、ビデオだけでなく、警察署の方から直接話を聞いたことで、一層子供たちに注意喚起を図ることができた。ふだん、日常的にネット利用をしている子も多いので、よい学びの機会となった。さらに各学級での「情報モラル指導」も実施していくことで、子供たちが「安全で有効なネット利用」ができるようにしていきたい。

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