モラルBOX日記

【みよし市立北部小学校】道徳科でインターネット使用のルールづくり

公開日
2018/07/30
更新日
2018/07/30

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 4年生では、道徳科で「気持ちのよいコミュニケーション」について考えました。
 授業の始めに、スマートフォンやインターネットの使用状況を聞き、多くの子供たちが何らかの形で接していることを確認しました。
 その後、「スマートフォンやインターネットは□」という文型を与え、□の中に入る言葉を考えさせました。子供もたちからは、「いじめやけんかのもと」「怒られる」「危険」などのネガティブな意見と、「ゲームができる」「メールができる」「楽しい」「便利」などのポジティブな意見が出されました。インターネットは、「よいもの」と考える意見と「悪いもの」と考える意見を整理し、本当はどうなんだろうと考える視点を与えました。
 その後、教材「あなたはどう思う?」(「明るい心」より)を読み、思ったことを発言させました。この教材は、インターネットの掲示板に、友達の秋子さんの名前や住所、所属学校、今後のスケジュール等が書き込まれているのを見つけた場面を取り上げています。「ほめているからよい」と感じた子も数名いましたが、個人を特定できる情報を載せていることに危機感を覚えた子の発言を聞くことで、考えを改める姿が見られました。また、「相手の気持ちを確認することなく、勝手に載せるのは、かわいそうである」という意見も出されました。
 最後に、今後、便利で楽しく使うための「インターネットのルール」を考えたいという子供の意見を受けて、以下のようなルールをつくりました。
・個人情報を載せない。
・相手の気持ちを考えて使う。(されて嫌なことはしない)
・何かを調べるときに使う。
・よいこと悪いことを判断して使う。
 授業後のノートには、「今まではあまり考えて使っていなかったけれど、これからは自分でよいか悪いかを判断して使いたいです」「個人情報を知らせてしまうと危険なことになることがあるから、載せないように気をつけたい」などの感想が書かれていました。