【豊橋市立豊城中学校】 祇園祭から学ぶ
- 公開日
- 2018/08/07
- 更新日
- 2018/08/07
ちょっといい話
豊橋の数ある祭りの中に「豊橋祇園祭」があります。毎年夏になると大きな花火が打ち上げられ、手筒花火が披露されます。県内外から多くの観光客が訪れる豊橋祇園祭は、もとは吉田神社の神事として鎌倉時代から始まりました。吉田神社は疫病払いを祈願する神社として、源頼朝にも尊ばれていたそうです。豊城中学校はまさに吉田神社の真向かいに位置しており、多くの生徒が豊橋祇園祭を楽しみにしています。
先日、「祇園祭から学ぶ会」と題し、祭りを取り仕切る奉賛会の会長を学校にお招きし、豊橋祇園祭の概要と特徴、歴史やどのように伝承されてきたかなどのお話を聞きました。会長は、伝承することがとても大変であるというお話をしてくださいました。そこで、豊城中学校では祇園祭ボランティアを始めました。花火を見に来たお客さんにごみ袋を配布する仕事です。生徒たちは、大きな声で一人一人に「楽しんでいってください!」「ごみは各自でお持ち帰りください!」と声をかけていました。
ボランティアに参加した生徒に「どうしてボランティアに参加したの?」と聞くと、生徒は「小さい頃から祭りが大好きで、みんなにも楽しんでほしいから」「お祭りを盛り上げたいし、みんなに祇園祭を知ってほしいから」と答えました。
今と昔をつないでゆく生徒たち。先人たちが培ってきた伝統を守り、次の世代へつないでいこうとする、たくましい生徒たちが育っています。