【幸田町立坂崎小学校】6年生の情報モラル授業実践
- 公開日
- 2019/01/25
- 更新日
- 2019/01/25
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
6年生の子供たちに、インターネットを利用するときには、どのような責任が伴うのかを考えさせ、責任ある行動をとろうとする判断力と心情を育てるため、資料「気に入らなかった写真」を読み、話合いを進めていきました。
本資料は、主人公である「お姉さん」が、スマートフォンで友達の写真を、インターネット上に投稿したことから始まります。友達からは喜んだメッセージが来ますが、他の友達から写真が気に入らないから削除するように言われます。喜んでいる友達と怒っている友達の間で板ばさみになり、「お姉さん」は悩んでしまうというあらすじです。
授業では、「お姉さんの行動のどこがいけなかったのだろう」と問いかけました。子供たちからは、「勝手に写真を投稿してしまったのはいけない」「個人情報だと思う。親にも聞かないといけなかった」などの意見が出されました。その後、教師の「お姉さんはどう行動すべきだった?」の問いかけに対し、「友達に写真を見せて、投稿してよいか聞かないといけなかった」「写真のことを、いやだと思っている友達がいるのなら、投稿してはいけなかった」という意見が多く出されました。しかし、「自分は投稿したいと思っていたほどよい写真だったのに、みんなだったら本当に投稿しない?」という児童からの問いかけがあり、多くの子供が自分の本音と向き合い、立ち止まって考えるきっかけとなりました。
授業後には、「たとえ自分がよいと思ったことでも、他の人にとってはいやなこともあります。友達の気持ちを考えて行動することが大切だと思いました」という振り返りの意見が出されるなど、自ら正しい判断をして責任ある行動を取っていこうとする心情を養うことができました。