モラルBOX日記

【あま市立甚目寺南小学校】 情報モラル学習

公開日
2019/08/09
更新日
2019/08/09

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 夏休みが目前に迫った7月、夏休みの生活と関連付けて、スマートフォンの使い方や、気をつけるべきルールを確認した。6年生では、同じ週に、情報モラルに関する道徳科の教材を用いて、学年統一して情報モラル教育を行った。取り扱った教材は、道徳科の教科書に掲載されている「ほんとうのことだけど・・・」と「カスミと携帯電話」である。
 「ほんとうのことだけど・・・」は、委員会で、運動会の様子を知らせる壁新聞を作ることになった主人公が、リレーで転んでしまった子のことを、おもしろおかしく記事にしようとしている友達と話をする中で、どんな記事を掲載するべきなのかを考えるという内容である。
 「カスミと携帯電話」は、周りの友達が、みんな携帯電話を買ってもらい、自分も買ってもらいたい主人公が、母親の携帯電話をお試しで使わせてもらう場面から始まる。その後、主人公は、友達とのメッセージ交換に夢中になり、夕食中や夜ふかしをしてまでメッセージ交換をしてしまう。その結果、主人公とメッセージ交換をしていた友達が、寝不足による体調不良で倒れてしまい、主人公が携帯電話の使い方を見つめ直すという内容である。
 この二つの教材を用いて、「掲示板やインターネットのサイトなどに掲載する内容は、見る人の気持ちを考えて掲載すること」「使うときは、家族でのルールや、社会のマナーに気をつけて使うこと」など、夏休みに注意するべき内容を中心に授業を行った。
 授業後の児童の振り返りには、「ふだん楽しくて動画をたくさんアップしているけれど、アップするときには、本当に大丈夫かを確認しようと思った」「スマートフォンやインターネットなどは、使い方を間違えると大変なことになるので、親とルールを決めて使いたいと思った」「使うときを考えて、時間を決めて使いたいと思った」など、ふだんの生活におけるスマートフォンやインターネットとの関わり方を、振り返る児童の姿を多く見ることができた。
 保護者との懇談会では、二つの授業での子供たちの様子を伝え、保護者と協力をして、子供たちが自ら情報モラルを守ることのできる環境を整えていきたい。