モラルBOX日記

【蟹江町立新蟹江小学校】 情報モラル教育「出前授業」

公開日
2019/08/08
更新日
2019/08/08

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 本校では、低学年のときからインターネットがつながる状態の中、ゲームをしている児童が多くいます。また、高学年になると、自分専用のスマートフォンを持っている児童が増え、5・6年生では5割の児童が持っています。その中で、自分の動画をインターネット上にあげ、楽しんでいたり、写真を自分のスマートフォンで気軽に撮り、友達に送ったりすることもあるようです。そこから大きな問題が起きるということは今のところありませんが、今後、中学生になっていく中で心配なことは出てくると予想されます。
 本校の取組として、月に1度「ノーメディアデー」を設定しています。これは、ゲーム・テレビ・パソコン・スマートフォンなどを使用する時間をメディア時間とし、メディア時間を少しでも減らしていくことをねらいとするものです。しかし、「ノーメディアデー」になっても、目の前にあるスマートフォンを絶つのはなかなか難しいと感じるくらい、子供たちにとって気軽で身近な存在になっています。
 そこで、3年生から6年生を対象とした、インターネットの安心・安全な使用に向けた「出前授業」を実施しました。3・4年生と5・6年生に分かれて授業を行っていただきました。3・4年生では、ネット依存やネットいじめ、チェーンメールなど、使い初めに起こりそうなことを具体的に話していただきました。ゲームの中の会話から、いじめが起きた例を動画で視聴し、ありそうな問題を目の当たりにしました。5・6年生は、SNSウェブサービスや無料通信アプリ、動画共有サービスを利用する中で、どのような問題が起こるのか考えていきました。ゲーム依存症になったときの生活の様子や、なりすましメールの恐ろしさを体験した動画を視聴しました。子供たちからは、「怖いな」「こんな目に遭いたくない」などの声があがりました。また、講師の方の講話より、スマートフォンやタブレットを使う中で、「ルールを決める」「個人情報を守るための設定をする」「フィルタリングをかける」などが大切だということを話していただきました。「出前授業」を通して、「どのようにインターネットを使うのか」ということを改めて振り返り、再確認する時間となりました。今後は、保護者も参加できる講演会も考えていきたいと思います。