【刈谷市立朝日小学校】自分で個人情報を守る意識を育む実践
- 公開日
- 2019/09/02
- 更新日
- 2019/09/02
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
子供たちの会話の中には、インターネット上の動画や通信ゲームの話が多く出てくる。夏休みになるとそれらに触れる機会が多くなると考え、3年生(1学級30人)で、通信機器に触れる機会があるかを尋ねた。結果は、パソコン5人、スマートフォン17人、タブレット14人、通信ゲーム機器7人、どれも触れる機会がないが0人であった。特に、スマートフォンやタブレットなどの多機能通信機器に触れる機会が多くあり、情報教育の必要性を感じた。そこで、上手に通信機器を活用し、危険なトラブルに巻き込まれることがないように情報モラルを題材にした授業を行った。
「とどいた広告」は、友達とインターネットを使うときに、個人情報を入力するように誘う画面が突然現れ、その場の雰囲気に流されて入力してしまう話である。子供たちは、「友達が言うから入力しようかな」「危ないかもしれないな」などとパソコンの前で迷う主人公の気持ちを考えながら、インターネットの「落とし穴」について知ることができた。
授業の感想には、「入力したらゲームができると書いてあったら迷うけれど、家でのきまりを守りたい」「おこられるかもしれないけれど、画面をそのままにしてお母さんに相談する」などと記述していた。
3年生ということもあり、保護者のそばで通信機器に触れている子が多いが、保護者がいないところで使用するときには、家庭のルールを確認し、個人情報を自分で守れる力を身に付けさせていきたいと思う。