【刈谷市立富士松南小学校】道徳科の授業に関連させた情報モラル
- 公開日
- 2019/10/28
- 更新日
- 2019/10/28
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
本校の4年生では、道徳科の授業内容に関連させて、情報モラルの授業を行った。この時期の児童は、自分の思いや考えをもち、友だちのよい面や悪い面が見えるようになる一方で、外面的な様子にとらわれ、友達の真意や複雑な心境にまで思いを巡らすことができずに、悩みを抱えることがある。
そこで、道徳科の授業で、実際に顔を合わせた会話で起きたトラブルから、お互いが分かり合うために大切な相互理解、寛容な心について学習をした。同様のことが、メールやSNSでも起こることに気づかせるため、NHK「スマホ・リアル・ストーリー」を教材とし、断片的な言葉や絵文字などでのやり取りでは、正しく考えや気持ちが伝わらなかったり、発信者と受信者が場を共有していないために、感情を共有できなかったりして、様々な誤解や問題が生まれることを理解することができた。
スマートフォンを所有していたり、インターネットを介してゲームや会話をしたりする児童も多く、共感するところが多かったようである。ふだんからメールをよく利用すると言った児童は、「相手の顔が見えないのが、難しいと思った。なかよしの友達でも相手の気持ちを考えたい」と感想を書いた。また、まだメール等での会話をあまりしたことがない児童も、スマートフォンを所有している友達の意見を聞いたことで、「これから使うときには気をつけたいと思う」と感想を発表していた。