モラルBOX日記

【豊橋市立野依小学校】ネット世界とリアル世界の境界線

公開日
2020/03/16
更新日
2020/03/16

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 5年生は、道徳科の授業で情報モラルについて学びました。主題は、「ネット世界とリアル世界の境界線」です。インターネット上でのコミュニケーションの方法と、その正しい使い方を理解することを通して、学校生活でのコミュニケーションの在り方について、考え直そうとする態度を養うことを目標としました。
 単元の導入では、無料通信アプリで遊ぶ様子を見ることで、主題への関心を高め、多様なコミュニケーションの方法があることに気づくようにしました。
 展開では、チャット機能のある無料通信アプリを疑似体験することで、いつでもどこでも会話ができる楽しさや、その利便性を実感できるようにしました。送ったメッセージが、既読無視されてしまうといった疑似体験を通して、子供たちは、「気軽でおもしろい」という楽しさを感じる反面、「寂しさや怖さもある」という感想をもちました。また、「グループメールがあったら入りたいか」をテーマに、話合いの場を設定することで、子供たちは、「無料通信アプリのメリットとデメリットについて気づき、安心・安全に使うためには、どうしたらよいのか」を考えることができました。
 単元の終末では、「リアルグループメール」と称した係活動の話合いの様子を、字幕つき映像にし、子供たちに見せました。「リアルグループメールでのモラルはどうか」と子供たちに投げかけることで、インターネット上だけではなく、学校生活においても言葉の使い方や返事の仕方など、互いが気持ちよくコミュニケーションをとるために大切なことを考え直す子供たちの姿が見られました。