モラルBOX日記

【稲沢市立法立小学校】児童の「アウトメディア」の実現に向けて

公開日
2019/12/18
更新日
2019/12/18

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 7月の「第1回学校保健委員会」では、「メディアと上手に付き合おう」を議題に、講師から4〜6年生児童に向けて、講演をしていただいた。講演のねらいは、以下の三点である。
・スマートフォン等によるトラブルについて、事例を通して危険性を学ぶ。
・スマートフォンやメディア利用による健康被害(睡眠への影響、生活リズムの乱れなど)について理解する。
・スマートフォンやメディアとの上手な付き合い方「アウトメディア」について、自分の生活を振り返りながら考える。
 4年〜6年生の児童の中には、スマートフォンを持っている児童もおり、特にその危険性についての内容は、身近に感じ真剣に講演を聞く様子が見られた。振り返りの結果から、「メディアとの上手な付き合い方が分かった」「この講演を、これからの生活に役立たせたいと思う」という児童が多くいた。また、講演で使用したワークシートを持ち帰り、家庭内で保護者と講演内容について話合い、「アウトメディア」のルールを決めさせた。
 11月の「第2回学校保健委員会」には、PTAの役員に来校していただき、教師を交えて「アウトメディア」についての意見交換を行った。「時間制限を設けている」「自分の部屋には、持ち込まない」というルールと、その基になる保護者の考えが多く出された。ふだん、あまり聞くことのない他の家庭の考えなどを聞くよい機会となった。以下は、参加者の感想である。
・メディアが、こんなにも浸透しているのかと思って怖い気がした。ゲームなどよりも楽しいものを与えられるようにしたいなと思う。
・改めて、子供の「アウトメディア」と生活について見直すことができてよかった。一度、何が悪いのか、どんなルールを決めるのかなどについて話してみようと思う。
・先生を交えての意見交換は、新鮮でよかった。こういった機会を、もう少し増やして、コミュニケーションの場としていけるとよいと思う。