【小牧市立小牧小学校】インターネットで知り合う“トモダチ”の危険性について考える
- 公開日
- 2020/02/05
- 更新日
- 2020/02/05
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
子供たちは、日頃からゲームやインターネットなどの情報機器を使っている。3年生でも、ほとんどの児童が、無料通信アプリや動画共有サービスを利用したことがあるようだった。本実践を行った学級の児童の中には、「見ず知らずの人と、インターネットを利用してゲームをしたことがある」と答えた児童が、10名(36名在籍学級)いた。中には、ゲーム中の会話を通して、個人情報を聞かれたことがある児童もいた。便利なインターネットの陰には、多くの落とし穴が、児童を待ち受けている。情報を正しく使い、危険を回避する術を学ぶことは急務であると感じた。
本実践のねらいは、悪意をもってインターネットを利用している人がいることを知り、知らない人とやりとりすることの危険性に気づくことである。インターネットゲームを介して知り合った友達に個人情報を教えてしまうというアニメを見て、その危険性について話し合った。主人公が個人情報を教えたことについて、問題だと指摘する児童は多くいたが、「個人情報とは何か」という問いに対して答えられる児童は少なかった。名前や住所だけでなく、「家の近くにあるよく行く店」「特定の建物だと分かる写真」なども個人情報に含まれるということを確認すると、思っていた以上の言葉や物が当てはまるのだと感じた様子だった。個人を直接特定できなくても、個人につながる情報を公開すると危険につながるということを学ぶことができた。
子供たちが、正しく知識を深めていけるように、継続的な指導を図っていきたいと思う。