【刈谷市立双葉小】東北地震から学ぶ
- 公開日
- 2012/08/30
- 更新日
- 2012/08/30
ちょっといい話
東北地震から学ぶ(1)
《日本人はすごい!》
世界中の人が、地震にあった東北地方の人たちのつよさに感心しています。外国では、地震(災害)がおきると水・食べ物・服・生活に必要なものを奪い合う国があるそうです。でも、東北の人たちは、どんなにおなかがすいていても一列にならんでたべものをもらう順番をまっています。小さい子やお年寄りの人には「どうぞ」と先に順番をゆずってあげる人もいます。こんな姿に、世界中の人が、日本人はすごい!すばらしい!と思っているそうです。みんなも東北地方の人を見習いたいですね。
【学ぶこと】
学校でならんで順番をまつときがありますね。
給食のとき配膳をまつとき
プリントを先生に見せるときなど
いろいろなときがあります。
そんなとき、どんなにおなかがすいていても順番をぬかさずにきちんとまつ東北の人、順番をゆずってあげる東北の人のことを思いだしてください。並ぶときに同時についたときは「おさきにどうぞ」とゆずりあいたいですね。こんなみんなの姿を知った東北地方の人は、きっと喜んでくれると思います。
東北地震からまなぶ(2)
《東北地震で家族を失ってしまった子の話》
わたしは、地震で家族がみんな死んでしまって、ひとりで避難所ですごしていました。
でも、ある朝、知らない子が、「おはよう」と声をかけてくれました。そのあいさつさをきいたら、とても元気がわいてきました。だから、私も勇気をだして知らない子に「おはよう」と言ってみました。そしたら、その子はとてもうれしそうに「おはよう」と笑顔でかえしてくれました。その子とは、仲良しになりました。
「おはよう」が、わたしに元気をくれました。
「おはよう」だけでなく、「こんにちは」「ありがとう」も、元気のもとになることがわかりました。地震にあって家がなくなって家族もいなくなったけどがんばろうという気持ちになります。それに、避難所で、友達が少しずつできてきました。
これからも「おはよう」「こんにちは」「ありがとう」を自分からすすんで言っていきたいと思います。
東北地震からまなぶ(3)
《東北地方でインタビューをした新聞記者の話》
地震にあった人たちは、家族がみんな亡くなってしまったり、家がなくなってしまったりして、とても大変な毎日をすごしています。
でも、みんながんばって生活しています。ある新聞社の人がインタビューしたところ、こんな考えの人がいっぱいいることがわかりました。自分が大変な思いをしているのを地震のせいにせずに、「今、自分が生きているのは、自分のかわりにしんでしまった人がいるから」と考えて、他の人のためにがんばろうという人がいっぱいいるということです。
【学ぶこと】
自分が勉強をがんばれないのは、「あついからだ、おなかがすいているから」だと他のもののせいにしてしまうことはありませんか?
友達とけんかしてしまったとき、けんかしたのは友達がいけないんだと、大切な友達のせいにしてしまったことはありませんか?
自分が思い通りにならないこと、うまくいかないことはいっぱいあります。そんなとき、他のものや友達のせいにしないでがんばっている地震にあった人たちのすごい話を思い出してください。
ちょっと難しい言葉ですが、自分が思い通りにならないとき、うまくいかないときに、他のものや他の人のせいにしてしてしまう心を「他罰的心」といいます。