【愛西市立立田北部小】田植え体験学習
- 公開日
- 2012/07/13
- 更新日
- 2012/07/13
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
立田北部小学校では、毎年6月に地元の水田で、5年生が田植え体験学習を行っています。秋には、稲刈りの体験もし、収穫した米を餅米にかえていただいて全校で餅つきをします。
今年は、6月21日(水)に田植えを行いました。小雨の降る中、田植えの指導を地元の方にしていただき、48名の児童と、ボランティアの8名の保護者とが横一列になって、一斉に苗を植えました。田に張られた1本のひもを頼りに、根を深くまっすぐに植えること、自分の手の届く範囲をまわりのペースに合わせて植えることに気を配りながら、約1時間、懸命に作業を続けました。
この学習を通して児童は、「田植えは、一人ではできない。家族だけでもできない。隣近所、いやもっと多くの人が協力し合わないとできない。だから、昔の人々は、いつも協力し合ってきた」ということや「今回の田植え体験のために、たくさんの方が準備をしてくださった。だからこそ一所懸命田植えをし、これから米を大切にしたい」という感想を持ちました。
実は、田植え体験の前に事前学習として田を見に行ったとき、きれいに草刈りがしてあったことや、肥料が蒔いてあったことに気付いた児童が多く、自分たちの田植え体験のためにどれだけの準備がいるかを自らの目で確認していました。
この田植え体験を通して、5年生の児童は、協力し合うことの大切さを深く感じ、多くの方への感謝の気持ちを持ちました。
〜児童の感想〜
・私は、田植えをして思ったことがあります。一人で全部やるのはとても大変で、大人数で協力し合ってやると簡単だということです。今日やった田植えは、これからの勉強にもつながります。私たちは、これから、協力することを心がけていろいろなことをしたいです。
・昔の人たちは、こんなに手のかかる作業を続けてきたのだと思うと、昔の人の大変さとつらさがわかりました。でも、今日、手で田植えをしてみて、腰が痛くなったけど、最後まで植えたときは、とてもうれしく達成感がありました。土手をのぼって上から見てみると、黄緑色がとても鮮やかできれいでした。これからは、大事に米を食べようと思いました。