【稲沢市立大里西小】インターネットを利用する際のマナーやきまりについて学びました
- 公開日
- 2012/08/30
- 更新日
- 2012/08/30
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
本校3年生は、総合的な学習の時間に「稲沢市の歴史を発見しよう!」をテーマに、市内の文化財について調べる活動に取り組むことにしました。初めに、稲沢市のホームページから、文化財を所有する寺社について調べさせようとしましたが、インターネットを初めて利用する児童も多かったので、国立教育政策研究所から出された「情報モラル教育実践ガイダンス」を参考に、著作権や危険なサイトの存在について、事前指導を行いました。
事前アンケートでは、「歴史について調べるよい方法」の問いに対して「インターネットで調べる」と「見学に行く」と答えた児童が圧倒的に多く、インターネットが便利であることは理解していると分かりました。
情報モラルについての授業では、インターネット上の情報は発信者に著作権があるので、無断で使用してはいけないことを、例を示しながら伝えました。さらに、情報が正しいとは限らないことを伝え、確かめる方法として、複数のサイトを見て確かめることや、本などの資料と見比べることなどを伝えました。また、調べたいことと関係ないサイトにつながってしまったら、すぐに戻るか閉じるかして、安易に見てはいけないことを伝えました。事前アンケートでは「とりあえず見てみる」と答えた児童が多かったので、授業のふり返りでも、「危険なサイトは見てはいけないと分かった。」と答えた児童が多くいました。
インターネットで調べるときは、情報モラルを徹底させるために3人1組で行わせました。児童は、初めは教師が示したアドレスから稲沢市のホームページを開き、大まかな情報を集めた後で、それぞれの寺社のサイトへ範囲を広げていきました。中には旅行会社のサイトや個人サイトを開いてしまうグループもありましたが、「ここは違うよ、もどろう。」と声をかけ合って、ルールをまもって調べることができました。
インターネットで集めた情報をもとに見学の計画を立て、3カ所の寺社に見学に出かけた後、まとめの新聞作りを行いました。資料として写真を取り入れましたが、インターネットの写真は著作権があるため使えないので、教師が撮った写真を使うことを伝えました。
今後も、インターネットを各教科で利用する機会があるたびに、情報モラルを確認して利用させようと思います。