【江南市立布袋中】一枚のはがき
- 公開日
- 2012/08/22
- 更新日
- 2012/08/22
ちょっといい話
昨年度の秋の話です。中学校に、一枚のはがきが届きました。
美しい柿の絵とともにつづられていたのは、地域の方と本校生徒の心温まる交流でした。
今日は、その内容を紹介させていただきたいと思います。
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私は95歳の老人です。
少し前の話ですが、手紙が遅れてしまいました。
私はゴミ袋と切手を買いに近くのお店に出かけましたが、途中で動けなくなりました。そこへ中学生の女の子が、「ばあちゃん、どうしたの。どこへ何しに行くの」と声をかけてもらいました。店にも連れて行ってもらい、そして、親切に家まで送ってもらいました。
本当に親切なお子様に喜んでおります。この世の中もこのような思いやり、親切さがいっぱいの世の中に広げていってほしいと思います。心から感謝しているこの気持ちを、広く学校で、子どもたちにお伝え下さい。
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本校では、この話をブログに掲載するとともに、朝礼で全校生徒に紹介しました。校長先生から、「みんなの力は、自分たちが思っている以上に大きいです。あいさつをかわしたり、困っている人をちょっと助けたり、地域の人たちが、ほっとするような心温まる行動をしてくれると、地域の人たちも笑顔であふれ、みなさんにとっても住みやすい地域になると思います。」とお話がありました。
「誰だろう。すごいね。」という感想をもつ生徒もいる傍ら、当事者である女子生徒は、「たいしたことじゃないよ。あのおばあさんを見たら、きっと誰でも声をかけると思うよ。」
謙虚な姿に、私たち職員も感心させられました。