【春日井市立上条小】心のラブレターが届いた!
- 公開日
- 2012/08/30
- 更新日
- 2012/08/30
ちょっといい話
本校では、東日本大震災復興支援として、全校児童が被災地のお年寄りや小学生に向けて手紙を送りました。これは、春日井市にあるNP0法人“雨にも負けずプロジェクト”の「一万通の心のラブレター」という活動に賛同して実施したものです。
「心のラブレター」とは、被災されたお年寄り、家族を失い孤独感からぬけられない人、生きる希望を見出せない人、それに、被災地の小学生に向けて書いた手紙の事です。その内容は、「決して一人ではない。みんなが寄り添ってくれているから、前向きに生きる希望を持ってもらいたい。」というものです。手紙の形は、見開きのメッセージカードで、イラストや貼り絵をつけて、いつでも見てもらえるようにしました。また、メッセージの他にも、千羽鶴を折った学級もありました。被災時に両親と離ればなれになった男の子が、避難場所の体育館を回って両親を捜している事を知り、その子を勇気づけるために折ってくれたようです。
手紙や千羽鶴は、3月までに伊達市にある仮設住宅のお年寄りや伊達市の小学生に渡されました。その手紙を読んだあるお年寄りが、一人の児童に返事を書いてくださいました。「窓をあけると、子供たちの遊ぶ声もきこえてさわやかな気分です。どうぞ安心して下さい。…テレビなどで“春日井市”が出たらきっとお手紙をいただいたことを思い出しますネ。」
子どもたちの書いた「心のラブレター」が、被災地の方々への励ましのエールとなり、心に届いたことをとても嬉しく思います。